■左義長「火祭り」(どんど焼き)(1月14日)

 左義長(三毬杖とも言う)は、小正月に行われる行事で、全国で見られる日本古来の伝統的な習俗の1つです。多くは刈り取り跡の残る田などに長い竹を3、4本組んで立て、そこにその年に飾った門松や注連飾り、書初めで書いた物を持ち寄って焚き、その火で焼いた餅を食べる火祭りです。

 また、残った灰を持ち帰り自宅周辺に撒くと、その年の病を除くとか、書初めを焼いた炎が高く上がると、字が上達すると言われています。

 私たちの住む地域でも昔からこの左義長を継承しており、現在は旧上白水地区に属していた上白水・天神山・白水ヶ丘の三自治会(上白水の主導)と白水八幡宮が共催で執り行っています。

 当日は朝から、地元竹林から所有者の了承のもと竹笹を切り出し、白水八幡宮で竹笹の組み立てを行いました。このあと徐々に地元の方々が色んな正月飾りを持ち込まれ、なかには神棚を持ってこられた方もいたようです。

 本殿から種火を拝し、集められたしめ縄等に火を着けると、炎はみるみる大きくなり漆黒の天空に高々と伸びていきました。

 燃え上がる炎が小さくなるまで、その様子を一心に見つめながら、今年一年の地域の平穏と安寧を願い、また各ご家庭の平和と安全ご家族のご健康とご多幸を祈念させていただきました。